「図書館のお兄さん」とは?
about site
司書さんのことがもっと知りたくなるwebマガジン
みなさんは「図書館司書」というお仕事をご存じですか?
図書館に行ったときに、カウンターで貸出や返却の対応をしてくれる人、というとピンとくるかもしれません。
このサイトでは司書さんの目線から、図書館や司書さんのお仕事に関する情報を発信しています。
はじめまして。ナビゲーターのユキトです。
図書館のお兄さん、略して、お気軽に「としょおに」と呼んでもらえると嬉しいです
図書館ってどんなイメージ?
小さな頃は行っていたけど…
みなさんが最後に図書館に行ったのはいつでしょう。小さな頃に家族に連れられて以来、行っていない。あるいは小・中学校卒業あたりが最後という方が多いかもしれませんね。
残念なことに、ほとんどの方は大きくなるにつれて段々と図書館を利用しなくなるようです。
確かに普段の生活でなにか調べようと思ったときにはネット検索で解決することが多いですし、いの一番に「そうだ、図書館に行こう!」と思うことはあまりないですよね。
あんまり興味がない
純粋に本が読みたいと思ったときに足を向けるのも、図書館ではなく「書店」であることが多いようです。
学生さんへのアンケートによりますと、本屋さんと比べて図書館は少し「やぼったい」「暗い」「面倒」というイメージがあるとのこと。(参考:研究ノート「公共図書館のイメージについての調査研究―図書館と書店のイメージ比較―」長谷川 幸代,2014)
さらに残念なことに、図書館を利用しない人が挙げた理由の1位が「必要を感じない・興味がないから」…なんという切ない結果でしょうか。(参考:「「図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査」の概要と調査結果の利活用」国立国会図書館阿部健太郎,2016)
今こそ伝えたい図書館の魅力
調べ物はネットでできるし、本を読みたければ本屋さんに行けばいい。それでは図書館とは一体なんなのでしょうか。
大きな違いの一つ――それが図書館司書さんの存在です。
ホントは面白い司書さんという仕事
司書について
司書は都道府県や市町村の公共図書館等で図書館資料の選択、発注及び受け入れから、分類、目録作成、貸出業務、読書案内などを行う専門的職員です。(文部科学省https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/index.htm)
司書さんのお仕事と聞かれてすぐイメージできるのは、貸出・返却の処理でしょうか。あるいは図書館内での大きな声を注意されたり、延滞してしまった本の督促でしょうか。
実は、司書さんはそうした表に見える仕事のほかにもたくさんの裏方仕事をしています。
お仕事現場やホンネを大公開!
としょおにでは実際の司書さんの裏方仕事やホンネ、知られざる図書館業界のヒミツを大公開しています。
コラム漫画「お兄さんの日常」
ぼんやりした顔のユキトくんが主人公で、さまざまな図書館エピソードをまとめています。
図書館用語
普段あまり聞き慣れない図書館用語を解説しています。
質問大募集
図書館のこと、司書さんのこと、素朴な疑問にお答えします。
としょおには興味の入り口
どうでしょう。少しずつ、図書館への興味が湧いてきたでしょうか。
としょおにでは「興味の入り口になる」をモットーにして、できるだけ堅苦しくなく・分かりやすく・楽しく・ありのままにお伝えしていきます
このサイトを見て、司書の仕事について考える参考にしてもらったり、現役/元司書さんたちに「あるある!」と楽しんでもらえたら嬉しいです。
「としょおに」で分かること
- 実際の図書館はどういう環境か
- 実際の司書さんはなにを考えて仕事をしているか
- 司書さんはなにが嬉しいか
- 本当はこういう楽しみがある&苦労がある
「としょおに」であまり分からないこと
- 詳しい統計データ
- レポートが書けるような専門知識
より深く知りたい方向けに外部リンク集をご用意しています。
ご注意
- 当サイトに掲載している「お兄さんの日常」は指定管理館である公共図書館を例にして構成しています
- 司書個人からの聞き取りにより作成していますので、主観を多く含みます
- 図書館業務の形態、内容は自治体や館、契約によって大きく異なります。当サイトで紹介している内容は一例としてお楽しみください