ここは「ほのぼの図書館」――とある地方の複合公共施設の1階に位置する、小さな図書館です。
利用者さんのほとんどがお年寄りや小さい子を連れた若いママさんで、パッと見ですと非常にのんびりした雰囲気が漂っていますが…
実はあたふたして、ゴチャゴチャして、軽く戦場になっている場所です。
このお話は、特に熱血でもなく、特に立派な夢を抱いているわけでもない普通のお兄さんが、
ときに締め切りに追われ、
ときに利用者さんに翻弄され、
ときにほっこりしながら、
図書館戦士「司書さん」として働く日常をゆるーく描いたものです。