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#7_お兄さんと「バーコードラベル」

図書館の資料には本屋さんの本と違う点がいくつかあります。所蔵館の名前が記されたバーコードラベルもその一つ。新刊の中には、図書館に届けられる時点で装備が完了しているものと、そうでないものがあります。

装備の一例

ほのぼの図書館の場合、雑誌の装備は司書さんたちが現場で行っています。

 

一度貼り直そうか。ソルベントで綺麗に剥がれるよ

うう…、すみません

でも、このソルベントってすごいですよね。紙って水濡れ厳禁だから一瞬ヒヤッとしますけど、すぐに乾いてヨレもないですし

ソルベントとは

貼り合わせてある紙やラベルを傷めずに剥がせる便利な溶解液です。接着剤の濃度を薄める効果があるので、ネイルカラーを薄める際などにも使用します。

その分、取り扱い注意だけどね。引火性かつ揮発性だから、狭い場所で使うのは気をつけて…事務室で長い間使うとハイになっちゃうかもしれないよ

了解です…!

 

電算化とは

夏休み中に終わらせるために、俺たちはひたすらバーコードラベルを貼っていた

そのときの現場リーダーだった社員さんが言うには、「1枚100円」らしいよ

ひぇっ。結構高いですね…!

そうなんだ。言われて、ちょっと緊張した覚えがある

…フォローしてもらったのか脅されたのか、ちょっと悩むアラタくんなのでした。

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